独学で合格した私のCFP試験勉強法(他の資格試験でも使えます)

独学で合格した私のCFP試験勉強法(他の資格試験でも使えます)

はじめに

数年前に書いたCFP試験対策の文章に、大幅に加筆修正したものをまとめてみました。

勉強方法は人それぞれだとは思いますが、なかなか試験に合格できないという方はご参考にされてください。

CFP試験に合格するためには、計画的かつ持続的な学習が不可欠です。

特に独学で挑戦する場合、自分自身で学習ペースをコントロールし、効率よく知識を身につけることが重要となります。

しかし、多くの受験生は「どこから手をつけていいかわからない」「効率の良い勉強法がわからない」といった悩みを抱えています。

この記事では、独学でCFP試験に合格するための具体的な学習戦略を解説します。

これから試験に挑む皆さんが、自信を持って学習を進められるよう、効率的な勉強法や計画の立て方を紹介していきます。

CFP試験に合格するための道筋を明確にし、一歩一歩着実に合格に近づけるよう内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

学んだことを忘れてしまうことについて

忘却曲線と記憶の仕組みを理解する

この文章を読んでいる方は合格に向けて毎日勉強されていると思いますが、どんなに頑張って勉強しても学習したことをどんどん忘れていってしまいます。

有名なのがエビングハウスの忘却曲線がありますが、詳しいことは検索すればたくさん記事が出てきますので、ご関心のある方は調べてもらうことにして、簡単に言うと1日もたてば大半は忘れてしまい、1月もたてばほとんど忘れてしまうということです。

また、記憶は1~2週間の短期記憶とそれ以上の長期記憶に分かれます。

学習した情報を長期記憶に残すためには、短期記憶から長期記憶への変換が重要です。

短期記憶のうちくり返し想起された記憶については、重要な情報として認識されてので長期記憶として保存され、なかなか忘れないようになります。

効果的な学習法と長期記憶へのアプローチ

勉強する際は学んだことをいかに長期記憶に変えて忘れない記憶に変えていくかが重要になるため、いかに素早くくり返して学習して、学んだ情報を脳に重要な情報として認識させることができるかがカギになります。

記憶の仕組みを考えると、ただ漫然とテキストを読んだり問題集を解いたりするだけでは、長期記憶になる前に多くの情報は忘れてしまい、なかなか記憶に残らないということになります。

学習を効果的に行うためには、情報の量よりも質が重要です。

無理に多くの情報を詰め込むのではなく、深い理解と定期的な復習を重視しましょう。

また、学習の過程で挫折や忘却を経験することもありますが、それらは成長の機会であると捉え、諦めずに続けることが大切です。

長期的な成果を得るための継続的な努力

勉強で得た知識を試験本番まで覚えておくためには、短期記憶から長期記憶へと移行させることが必要です。

このプロセスを効率的に進めるためには、繰り返し学習が欠かせません。

新しい知識を習得したら、できるだけ早く復習し、記憶が薄れる前に再確認することが大切です。

また、覚えた内容を定期的にテストし、忘れてしまった部分を重点的に復習することで、記憶の定着をさらに強化することができます。

長期記憶の形成は時間と努力が必要ですが、着実に進めることで確かな成果を得ることができるのです。

択一式試験について

問題作成者の視点に立つ

試験問題を解く際には、問題作成者の立場に立って考える必要があります。

試験を受けに来る多くの人は、かなりの時間をかけて勉強してきた人たちです。

しかし、全員を合格させるわけにはいかないため、振るい落としが必要です。

記憶の曖昧さを利用した選択肢

記憶は時間の経過とともに曖昧になることがあります。

選択肢の文章を読んで、明らかに違うものはわかりますが、微妙に間違った内容に変えられた文章は正誤の判別が難しくなります。

問題作成者はこの曖昧になった記憶を利用して、間違えさせる選択肢を作ります。

択一式の選択肢は正しい選択肢と間違った選択肢で構成されます。

間違った選択肢も、元となる正しい文章が少しだけ変えられて作られていることがほとんどです。

ただし、文章のどこでも変更できるわけではなく、どの部分を変更するかは問題作成者の戦略に基づいています。

問題集の解説を理解し、どのように誤った選択肢が作られるかを理解することが重要です。

重要な知識を問う問題においては、文章中のキーとなる語句や数値を正確に覚える必要があります。

試験問題の背後にある戦略

試験問題の背後には、受験者の理解度や判断力を試すための緻密な計画があります。

受験者は問題の微妙なニュアンスを見逃さず、適切に解答を選択することが重要です。

解答する時も出題者がどのような意図で問題を作成しているのかを考える、俯瞰的な視点が重要となってきます

出題者の意図が分かれば、どこを重点的に見れば良いのか分かるようになり、正解する確率はグッと高まるでしょう。

私の勉強法

使用した教材とその選定理由

まず、使用したのはFPK研修センターのCFP受験対策精選過去問題集のみです。

他には私が知る限りで市販のものは、FP協会が出しているテキストと過去の問題集くらいしかありません。

FPK研修センターの問題集であれば各科目につき1冊で済みそうでしたのでこちらにしました。

ノート作成の目的と方法

私は基本的にはノートを作って勉強します。

その最大の目的は情報量の圧縮です。

テキストや問題集は、いろんな人が読むことを前提に書かれているので、詳しく説明を丁寧な表現で書いてあり、とても分量があります。

ノートは自分だけが読むものなので、長い説明や丁寧な表現はいりません。

むしろ素早く見直すためには邪魔です。

自分が理解できる程度に、とにかく内容を最小限に圧縮していきます。

また、特に試験で問われやすい数字や読句については()で空けて問題化します。

答えは右に区切ったスペースに書きます。

独学で合格した私のCFP試験勉強法(他の資格試験でも使えます)

※とにかく言葉を省略し素早く読めるようにする

ノートの使い方と学習のポイント

作ったノートについては、ちょっとしたすき間時間なども活用して何回でも繰り返し読んでください。

コツは覚えようと意識して読まないことです。

意識するとどうしても力が入ってしまいストレスになってしまいます。

試験勉強は長期戦ですので、途中で疲れ果てて挫けてしまう原因を作らないよう気をつけましょう。

忘れたらまた読み直して覚えればいいという気楽な気持ちで続けることが重要です。

長期記憶への定着と時間配分

最初のうちは()内の答えがすぐに浮ばないですが、そのときはすぐに答えを見ても構いません。

時間をかけてしまうと1回の見直し時間が長くなってしまい、見直し回数が減ってしまいます。

この勉強法のポイントは、とにかく何回も読み返して、長期記憶として定着させることです。

何回読んだか分からないくらいの回数を読むと、自然と()内の語句等がすぐに浮かぶようになり、右の答えを見る必要もなくなってきます。

それくらいの状態になると、はっきりとした正確な記憶になっています。

時間配分は基本的にはノート作成と見直しを半々で設定します。

ノート作成を始めたころは見直す量が少ないのでノート作成の時間を多めに、ノートにまとめた量が増えてきたら見直し時間を増やすなどの調整を行ってもよいでしょう。

本番の試験対策と模擬試験の重要性を理解し、試験当日に備える

模擬試験を通じて本番の流れを体験し、時間配分や問題の解き方をマスターする

模擬試験を受けることは、CFP試験の合格に向けた最も効果的な方法の一つです。

模擬試験を通じて、本番の試験の流れを体験し、時間配分や問題の解き方を実践的に学ぶことができます。

これにより、本番での緊張感を軽減し、冷静に問題に取り組むことが可能となります。

模擬試験の結果を活用して効率的に学習を進める。結果を分析し、自分の弱点を克服する方法

模擬試験の結果は、自分の学力を客観的に評価する絶好の機会です。

結果を分析し、弱点を明確にすることで、復習の重点をどこに置くべきかが分かります。

弱点を把握したら、その分野を集中的に学習し、再度模擬試験に挑戦することで、確実に実力を向上させることができます。

精神的な準備と試験当日の注意点。本番でのパフォーマンスを最大限に発揮するための心構え

試験前日は、しっかりと休息を取り、リラックスすることが大切です。

当日は焦らず、冷静に試験に臨むことが求められます。

時間配分に注意し、最初から難しい問題にこだわらず、解ける問題から確実に得点していくことがポイントです。

時間配分に気をつけながら解ける問題から解いていくことで、試験全体を通して安定したパフォーマンスを発揮し、合格への道を切り開くことができます。

おわりに

この方法で半年ほど勉強して初回の受験であと少し点が足らず金融は落としましたが、のこり5課目は合格しました。

残りの金融も作成したノートを軽く見直すだけで合格することができました。

この記事で紹介したように、計画的かつ効率的な学習法を実践することで、独学でも十分に合格を目指すことが可能です。

CFP試験は覚えなければならないことは多いですが、しっかりと正確に覚えていれば合格出来ます。

まずはしっかりとした勉強計画を立て、短期記憶を長期記憶に変えるための繰り返し学習や、自作ノートでの復習を行いましょう。

また、模擬試験を活用して、自分の弱点を把握し、的確に対策を行うことが重要です。

試験当日には、冷静かつ集中して問題に取り組むことで、最大限の力を発揮できます。

挫けずに頑張って勉強してください。

この方法で他の資格も合格していますので、他の資格試験勉強にも使えます。

CFP試験を既に合格された方の中で、ダブルライセンスを考えている方などにも最適です。

CFP試験は大きな挑戦ですが、着実な努力を積み重ねることで、目標に到達することができるでしょう。

最後に、この記事で紹介した勉強法を実践し、合格への道を一歩一歩進んでいってください。あなたの努力が必ず実を結ぶことを願っています。

人気記事

  • 本日
  • 週間
  • 月間
独学で合格した私のCFP試験勉強法(他の資格試験でも使えます)