FP業界で生き抜くためのコツを学ぶためFP協会の継続教育研修を受講しました 〜コミュニケーションスキルの磨き方と業務システムの構築

1月21日、福岡県久留米市にある久留米シティプラザにて、日本FP協会福岡支部の継続教育研修を受講してきました。

近年、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の需要が高まっています。

多くの人々が将来のための資産管理や計画を必要とし、その中でFPの存在はますます重要視されています。

しかし、FPとして成功するためには、単なる資格取得だけでは不十分です。

コミュニケーションスキルや業務の具体的な流れを理解し、自己の方針を明確にすることが不可欠となっています。

一方で、多くのFPが直面する課題として、どのように自己の方針を確立し、顧客から選ばれる存在になるかという点が挙げられます。

また、業務の実務面での具体的な手法や、顧客とのコミュニケーションにおけるポイントも把握しておく必要があります。

これらの課題を解決するためには、自己の方針を明確にすることや、コミュニケーションスキルの向上が不可欠です。

研修内容について

前半は『FP業に活かすコミュニケーションスキル~「気が合う人」をつくる心のしくみ~』、後半は『顧客ゼロから年間300件超へ。独立系FPが語る実務3本柱』というテーマで行われました。

講師は年間300件超の子育て家庭の家計相談や年間100件超の講演会・企業研修、先日1月12日にも「情報ライブ ミヤネ屋」にもご出演され、その他テレビや雑誌などのメディアでもご活躍されていると大阪のFP(ファイナンシャル・プランナー)の前野彩さんです。

前野彩さんのプロフィールについてはこちらのホームページを参照

昨今のFP業界も競争が激しく、成功への道のりは簡単ではありません。

独立して働くことで自分のスタイルで仕事ができるという点ですが、その一方で、独立系FPとして成功するには、さまざまな課題に直面してしまいます。

しかし、多くのFP業務において、専門知識だけではなく、コミュニケーションスキルも重要です。

そしてFPとして成功するためには、相談や執筆、講演・講師などの業務をどのように進めるかを理解し、それに基づいて自己の方針を明確にする必要があるとのことでした。

研修前半:FP業に活かすコミュニケーションスキル

まず研修の前半は、FP業務で必要となるコミュニケーションスキルのお話でした。

FP業務を行ううえで、専門性も当然必要ですが、特に相談業務などにおいて重要になってくるのは相手とのコミュニケーションです。

相手の人が話を聴く場合、こちらが話している言葉だけでなく、相手の話し方体の動きなどからの情報も含めて総合して判断しています。

FP業務を行う上で、専門性はもちろんのこと、相手とのコミュニケーション能力も極めて重要です。

顧客との信頼関係を築き、的確なアドバイスを提供するためには、コミュニケーションスキルが必須と言えます。

話しをする際に声のトーン低かったり姿勢が悪かったりすると、こちらがどれだけ必死に伝えようとして話をしても、自分の思いとは裏腹に違った印象を持たれてしまいます。

そのため、会話や相談の際には、言葉だけでなく相手の身体言動や声のトーンにも注意を払うことが大切です。

何も意識せずに普通に行えば、日頃の習慣がそのまま出てしまうので、普段から自分の行動には注意を払っておかないといけませんね。

また見たこと、音の情報、その他体に感じる感覚については、人によってどの感覚が優位となっているか違います。

相手の感覚特性に合わせてコミュニケーションを工夫することも重要です。

人によって感覚特性が異なるため、話しの中でよく使われる言葉や仕草、アンケート等の文章から相手の優位となっている感覚を見つけ出して、相手の優位となっている感覚に合わせて、話しの構成や伝え方や文章の内容、図やグラフなどを使った見せ方などに工夫するがあるということでした。

話しなどをしていてうまく噛み合わない人がいる場合、こうしたことを意識して対応を変えてみれば、今より人間関係がうまくいくかもしれません。

FP業務においてもコミュニケーションスキルの重要性が増しています。

顧客との信頼関係を築き、的確なアドバイスを提供するためには、専門知識だけでなく、コミュニケーション能力も磨かれていく必要があるでしょう。

日常生活でのコミュニケーションにも意識を向け、相手の感覚特性を理解し、適切なコミュニケーションを心がけることで、より良い関係を築くことができるでしょう。

特に専門家としてやっていくには、そうした分析や文章構成や話の表現方法にももっと細かく気を配らないといけませんね。

実際にこうしたことを常に意識しているのは難しいですが、時々時間をとって、関わりをもつ方たちの感覚特性をチェックしてみたり自分の言動を見直ししてみることで、日々の生活でも仕事上においてもいろんな方とより気の合う関係がつくれるようにしたいと思います。

後半:FP業務3つについて

後半は、独立系FPの業務の3本柱である、相談、執筆、講演・講師の3つの業務についてのお話でした。

独立系FP業務において、自己の方針を明確にし、コミュニケーションスキルを駆使しながら信頼性の高い業務システムを構築することが重要です。

FP業界には多くのFPに関連する資格所有者も存在し、競争が激しい状況です。

自己の方針を明確にし、それに応じたスキルや専門性を身につけることが成功の鍵となります。

また、コミュニケーションスキルを活かし、信頼性の高い対応を行わなければ、顧客獲得につなげられないでしょう。

独立系FP業務では、相談、執筆、講演・講師といった様々な業務があります。

これらの業務においても、コミュニケーションスキルが重要です。

相手の立場を考え、信頼される対応を心がけることが、顧客獲得や業務の円滑な遂行に繋がります。

でも資格所有者が多い中で自己の方針を明確にし、信頼性の高い業務システムを構築することが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、コミュニケーションスキルを磨き、信頼性の高い対応を行うことで、成功するFPも確かに存在します。

独立系FP業務においては、自己の方針を明確にし、信頼性の高い業務システムを構築することが不可欠です。

これに加えて、コミュニケーションスキルを活かし、信頼される対応を行うことが、成功への道を拓く重要な要素であることを認識することが重要です。

なかなかご自身の具体的な業務についてのことや、顧客獲得のために実際にやってこられたことなどは企業秘密で話されない方も多いので、今回の研修会ではそれを聴ける大変貴重な機会となりました。

終わりに

とても充実した内容でしたが、終わってみればあっという間の3時間研修でした。

講師の前野さんにはお忙しい中、研修会だけでなく研修会後の会員交流会、その他、前日から私的な飲み会にもご参加いただき楽しく充実した2日間となりました。

実際に独立系FP業務を行う際には、常に学び続ける姿勢が求められます。

市場の変化や法律の改正など、常に最新の情報を把握し、顧客に適切なアドバイスを提供することがやはり重要ですね。

最後に研修会会場にて講師の前野さんとの記念撮影

講師の前野彩さんとの記念写真
講師の前野彩さんとの記念写真

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