3月29日(水)紀伊国屋福岡本店の隣にあるカフェ・ド・クリエ内特設スペースで開かれた経済コラムニストの大江 英樹さん、経済エッセイストの井戸 美枝さん、日経WOMAN編集長の安原 ゆかりさんによる『定年男子 定年女子ー老後破産を防ぐ本音のトークライブ』に参加してきました。
安原さんがモデレーターを務められ、先日発売された『45歳から始める「金持ち老後」入門! 定年男子 定年女子』の内容ついて著者の大江さんと井戸さんがお話されました。
感想
公的年金の将来について不安を言う人は多いですが、実際には多くの人は年金頼りになっています。
公的年金は無くなることはないけれど、支給額は少なくなっていくので、餓え死にしない程度支給されると思って今のうちから準備しておく必要があります。
しっかり働いて稼いで預貯金でどんどん貯めておくのもいいですし、国がiDeCoやNISAなど老後資金形成のための制度を用意してくれているので、それをうまく活用して運用で殖やすのもいいと思います。
国が老後の生活を100%保障してくれるという考え方はあまりに国に依存した考え方なので、ある意味ちょうどいい支給水準になっていくといえるのかもしれませんね。
公的年金や預貯金等があってもそれでも自分の老後が不安という人は、今の仕事が定年を迎えた後も働いくことで老後をなくせばいいそうです。
どこかで勤めて働く場合は、どうしても自分を抑制して働かないといけませんので、歳をとってからやる仕事は自分の思いどおりにやってみたいものです。しかし、実際に趣味を仕事にして稼ぐのはなかなか難しいとのことです。まず自分の性格をきちんと把握して、今の仕事よりもあまり自分を抑制せずにできる仕事を探して見つけておく必要があります。
当然、定年を迎えてから見つけようとしてもなかなかすぐに見つかるわけではないので、今のうちからいろんなジャンルの集まりに顔を出して活動をしておくことで、周りの人が自分を評価してくれて、おもわぬところから仕事につながっていったりします。
私の場合は井戸さんとはFP協会の活動でセミナーの担当したことがご縁で井戸さんと、大江さんとも他のFPの方からのご紹介がきっかけで知り合うことができ、今回のライブ参加につながっています。まだ収入につながっているわけではありませんが、行動しているとだんだん自分の世界が広がってきていますし、いろんな考えの方とも出会えるので以前よりは物事に対する視野が広がってきていると感じています。
特にある程度歳をとったら自分に投資するより、他の人のためになることを心がけて行動することが重要だそうなので、自分にできることを今から少しずつでもいいので世の中に貢献できることをやっていきたいと思います。
今回、実際に間近で『45歳から始める「金持ち老後」入門! 定年男子 定年女子』の著書のお二人のお話を聴くことができる貴重な機会を得ることができ、お話に聴き入っていると時間もあっという間に過ぎていきましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。
※大江さんと井戸さんの著書の『45歳から始める「金持ち老後」入門! 定年男子 定年女子』の感想はこちら
http://kenichi-ito-cfp.jp/post-794/
トークライブ終了後、大江さん、井戸さん、安原さんと記念撮影