中野晴啓 読んだ本

「退職金バカ 50歳から資産を殖やす人、沈む人」を読んでみて(著者:中野晴啓 講談社+α新書)

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セゾン投信の中野社長の著作『退職金バカ 50歳から資産を殖やす人、沈む人』(講談社+α新書)を読んでみましたので、その感想を簡単にまとめてみました。

 

はじめに

タイトルでは退職金と謳ってありますが、内容としては主に前半では50代でのお金や生き方についてと資産運用のことなどについて書かれています。

老後資金についてはその準備は少しでも早く始めたほうが効果があります。また世の中に対して貢献できるような人間になるにもすぐ簡単になれるわけではないので、個人的にはどちらかといえば20~40代の人に読んでもらいたい内容でした。

 

生き方について

50代以降については自分の持つ強みやエクスパティーズ(専門性)を生かして楽しみながらも自分を活して死ぬまで社会貢献していくことを薦められています。

ただ、今の現状では自分のエクスパティーズはなんだ?と問われても、まったく頭に浮かびません。

考えてみてもそれほど得意いえるものもありませんし、これは絶対に人に負けないものも持っていないので、自分そのもので勝負できるレベルではまだまだないと思います。

基本的には私はプライベートではあまり外に出ないほうなのですが、なんとなくこのままではいけないと感じて、とりあえずここ数年はいろいろな所に顔を出して世の中に関わろうと意識して行動してきました。

そのおかげもあって職場以外での人との繋がりもできてきて、その中で中野社長のセミナーをご紹介して頂き、その後の懇親会にも何度もお誘い頂いたりしています。普段の仕事をしているだけでは絶対にお会いできない方ともお話でき、様々な立場の方との交流を持つことができたので、以前とは違って、いろんな異なった視点で物事を見れるようになった気がします。

自分も40を越えてそんなにのんびりとしていられる歳ではなくなってましたが、幸い自分は独りで養う家族もない気楽の身分ではあるので、少しずつ自分のエクスパティーズを固めていけるようにしたいと思います。

 

運用について

老後の生活は多くの方は公的年金が頼りになっています。

平成27年 国民生活基礎調査の概況 II 各種世帯の所得等の状況(厚生労働省) 図16参照

公的年金がそのものが信用できないという人やGPIFの株式運用が気に入らないという人もいますが、そういう人は公的年金を自己責任で運用できるDCのような形への移行を求めるべきなのでは思ったりします。

実際には公的年金がなくなることはないでしょうが、受け取れる額が段々実質少なくなっていきますので、これからはある程度は自分自身で老後の生活を守らなければならない状況になってくるでしょう。

 

本書の内容として当然ながら投資信託にという流れにはなっていますが、実際にやってみないと分からないことも多いですので、ある程度資金や時間に余裕のある方は投資信託だけでなく個別銘柄などもいろいろ試してみて、成功、失敗の経験をしてみてもいいかもしれません。

ただし、実際には多くの方は仕事等が忙しく取引にそれほど時間をかけられないと思います。無理して高い収益率を狙っても、多くの時間をかけた割にはたいした収益が得られなかったり、リスクの高い取引にもなるので大きな損失を出してしまうかもしれません。特に今まで投資を行ったことがない方は、まずは気長にコツコツとできる積立投資から始めてみたほうがべターかもしれません。

また運用することも大事ですが、特に若い人はそこに多くの時間を費やすよりは、それほど時間をかけずにできる資産運用を行って、今の仕事でエクスパティーズ(専門性)を磨いたり、マイ名刺を作っていろんな所へ顔を出して人脈を作ったりして、定年後でも社会に貢献できる仕事をできるようになることを目指したほうがいいでしょう。そのほうが老後においても公的年金以外の収入も得られることもでき、公的年金だけに頼らない暮らしができるようになるので、充実した老後の人生を歩める可能性が高いのではないかと思います。

 

生活のリセットについて

50代でなくても生活のリセットは必要だと思います。

自分の価値観も時間が経てば変わってきます。その時はとてもいいと思ったりとても大切だと思ったことでも、今ではまったく関心がないということも多いはずです

また最近は、東日本大震災や熊本地震などもあったので、いろいろ物を持っていても全て無くなってしまうこともあると考えると、日常の物については極力最小限にしておいたほうがいいと思うようになりました。

時々、身の回りにある物やそれにかかっている支出をチェックして、自分の価値観や実際の実用度を照らし合わせ順位づけを行い、順位の高いもののいくつかだけにお金や時間を集中させたほうが、自分の満足度も高くなります。自分にとって優先順位が低いものやあまり実用度のないものの支出はバッサリとカットして、将来のために貯蓄や運用などに回したほうがいいでしょう。

特に自分は独りなので、いざとなればすぐにどこへでも引越しできるくらいに身軽にしておいてもいいのかもしれません。そのほうが自然と外での活動が増えて、いろんなつながりができたりして、自分の今後の人生にもプラスとなりそうです。

 

最後に

本のタイトルを見るととても刺激なものになっていますが、中身は中野社長のセゾン投信の立ち上げに際してのご経験も踏まえて、50歳からの生き方などが書かれています。

今後の人生についていろいろと考えさせられる内容となっていますので、人生このまま進んでいっていいのか疑問に感じている方や、老後に人生になんとなく不安を感じている方などは、まずは一度手に取って一読されてみてはいかがと思います。

 

2017年2月19日セゾン投信運用報告会にて中野社長との記念写真

 

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