大江英樹 読んだ本

「教科書にないお金の増やし方・守り方~行動経済学で解決する50のムダづかい」を読んでの感想

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経済コラムニストの大江英樹さんの「教科書にないお金の増やし方・守り方 行動経済学で解決する50のムダづかい」(大和書房)を読んでみました。いろんな事例を交えた書みやすく実践的な内容の本です。

皆さん論理的に考えればそんなに難しいことではないのに、自分の直感や湧き上がる衝動のままに行動して損をしたり不必要な支出をしてしまったりしてしまった経験があると思います。

そうしたことを対象とした行動経済学は、典型的な経済学のように合理的な思考をする経済人を前提とするのではなく、実際の人間による実験やその観察を重視し、人間がどのように選択・行動し、その結果どうなるかを究明することを目的とした経済学です。

経済学と聞けば難しい数式が出てきたり、よく分からない説明が出てくるのではと考える方もいるかもしれませんが、この本では身近なバーゲンやポイントカードなど身近のことを取り上げながら実際の生活に役に立つように分かりやすく解説されています。

1つ1つのテーマが数ページでまとめられていて、ちょっとした通勤時間や休憩などの空き時間を使って読むこともでき、一度読んだ後でも気になるテーマを読み返したり、お金のことで失敗した際に該当する所を読んで反省することもできます。

人は、論理的な考えももちろん持ち合わせていますが、日常で行っている行動においては合理的なようで、実は論理的ではない行動します。この本で書かれているバイアスがかかりながら、後から後悔したり反省しながら生活しています。

自分が判断をまちがえる経済的にみれば不合理なことを考えてしまう存在だと分かっていれば、それを前提に考えることで必要でもない保険に勧められるままに入ってしまったり、どんな内容の商品か分かっていないにもかかわらず金融商品を買ってしまったり、その他、いろんな形で行われているセールステクニックなどに操られたりせずに済すことが可能です。バイアスに捕われて起こる失敗をすべてを回避をすることはできませんが、そうした失敗は少しでもなくしたい考えるのであればこの本を読んでみるといいと思います。

大江さんのセミナーに参加して、ある程度は知っている内容でしたが、より詳しく説明されていたり、セミナーでは取り上げられていないバイアスについても書かれてあってとても読み応えがありました。誰でも陥ってしまうことがあることが書かれていますので、老若男女問わず読んでもらいたい一冊です。

小さなお金の失敗は笑い話で済みますが、特に高額な商品を買う際や日常よく行っている消費行動については、使ってしまうお金の額も大きくなりますので、この本の結論の部分に書かれている5つの行動習慣を実践して、お金を支配するテクニックを身につけ、お金を増やし・守れるようにしたいですね。

 

2月23日の出版記念セミナーにて著者の大江英樹さんとの記念写真

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